スポーツカーや輸入車、大型ワゴン、キャンピングカー、大型SUVやクロスカントリー、、、 その他諸々、いわゆる日常の使い勝手よりも趣味性や嗜好性を重視した ”趣味性の高いクルマ” ”嗜好性の高いクルマ”。 と、今回はそんなクルマの高価買取りテクニックを少しばかり。。。
(※ なお、当ページは趣味系のクルマ全般的に解説しておりますが、しかし各車種毎に、別途より個別に適所解説させていただいておりますページも御座いますので、該当、及び必要あればそれら各ページの方をご参照願います。 → スポーツカーに関してはこちら → 輸入車に関してはこちら → SUVとかクロカン系に関してはこちらにて)
こういった趣味性や嗜好性の高いクルマに関しては、もうとにかく出来るだけ多く査定してもらって下さい。 そして各社比較し、可能であれば競合させるなども有効性高いと言えるでしょう。 それは何故なのか---
そういったクルマって、基本 好んでくれる市場やユーザー層などは非常に狭く限定的です。 という事は!?
→ 利益効率が非常に悪いので、売れ筋のクルマに比べるとあまり積極的に手が出ない。 また売れ難いとなれば在庫リスクも相応に高くなり(相場変動による値落ちや在庫経費負担過多など)、当該分野が得意、あるいは専門店、また独自の転売ルートがあるとかお客様からの要望がある等といった よほどそのクルマの取扱いに自信がない限りあまり積極的な査定は困難と言えるでしょう。
→ 売れ難いのに高値相場。 これだと余計にも積極的に手を出せないお店も多いでしょう。
---といったわけで、
たまたま消極的な査定で損してしまわないように、低いレベルでのドングリの背比べにならないように、消極的なお店はフルイにかけ少しでも多くの積極的なお店との交渉を、、、 と、もうとにかく出来るだけ多く査定してもらうご検討を。
それと---
こういった趣味性など高いクルマは、先ほど ”限定的な部分では非常に高い需要があるので、売れ難いのに高値相場” ”回転率が悪く利益効率が非常に悪い” とも申しましたが、実はこういったクルマは、そういった特徴上 ”1台辺りの利益幅は可能な限り大きくとる” のが業界の常識とも言え、またそういった傾向が非常に好まれており、 (※ 100万円の経費をかけて20台のクルマを売れば、1台辺り5万ほどの利益計上でプラマイゼロですが、しかし同じく100万円の経費をかけ5台のクルマしか売れなければ、、、 1台辺り20万円の利益計上をしなければプラマイゼロになりません。 といった感じで、こういった傾向のクルマは1台辺りの利益幅を出来るだけ大きくとっておくのが業界の常識と。 また在庫リスクうんぬんで利益幅を出来るだけ確保しておく、、、 という要素も)
ちなみに〜 1台辺りの利益幅を大きくしようと思えば、、、
やはりこれが王道であり定石と言えるでしょう。
---といったわけで、
もし積極的なお店に出会えていたとしても、それはそれで買値を叩かれまくって 叩かれ過ぎて必要以上に低い価格で買い取られてしまい損してしまわないように、やはりとにかく出来るだけ多く査定してもらうご検討を。
さらに---
こういったクルマって、これまでも比較的消極的とか 水準レベルが抑えられ気味な根拠が多く出てまいりましたが、という事は!!!???
例え少しの他店査定比較されていようとも、そもそも周辺や他店もそんなに良い値でスカウトしている可能性は非常に低いとも予想でき、初っ端からムリに高額査定を出さなくとも買取り出来る可能性はかなり高く、、、
→ つまりお店にとってはそれだけ足元を見て交渉しやすい。 はじめちょろちょろ中ぱっぱ。 もし例えその買取り屋さんにとっては喉から手が出るほど今すぐにでも欲しい在庫だとしても、しかしそこははやる気持ちをグッと抑えて思いっきり低く評価(査定)していても(一応気持ち程度の色でも付けておけば)上手く買取り出来る可能性はあるので、いきなりのクライマックスではなく先ずは初っ端は ”様子伺い” と ”ラッキー買取り” 狙いで、、、 みたいな。
またこういった趣味車とか嗜好の強いクルマって、中古車雑誌なんか見てみてもあまり同じような在庫が載ってないですよね。 また載っていたとしてもけっこう売値はバラバラ。 という事は!?
→ 軽自動車のような大衆車だと雑誌を見ても多く在庫が掲載されており、また売値もおおよそ均一値とも言えますので、考え様によっては それら中古車情報からおおよその買取り値は予測可能とも。 しかし在庫は少ないし売値も均一でなければ とてもそういった買値を予測する事はどう考えても不可能とも。 つまりこういったクルマだとお客様に買い相場をあまり予測されることなく査定出来るので、言うなれば ”足元も見放題” とも。
---といったわけで、
足元を見られていたのでは高額査定なんても絶対に無理。 いずれにせよとにかく出来るだけ多く査定してもらうご検討を。
こういった趣味性や嗜好性の高いクルマに関しては、時とタイミング次第では ”オークション系買取り” が火を噴き嵐を呼ぶ場合が御座います。 つまり大穴到来の可能性ありと。 それはなぜなのか---
この辺りはその買取りサイトにもよりけりかもしれませんが、しかしオークション系の多くでは けっこう遠方からでも入札など出来る場合が多く、ゆえ身近ではなかなか買い集め難い専門分野を持つお店(又は特定の分野を得意とするお店)が集まりやすく、、、
→ つまり考え様によっては こういったクルマとの相性が意外と良い可能性は高いとも言え、 (※ こういった趣味性など高いクルマは比較的流通量が少ないですし、また専門分野として扱われやすいクルマでもありますし)
---といったわけで、”オークション系買取り” もぜひご計画の一環として。
こういった趣味性や嗜好性の高いクルマに関しては、”専門系買取り” なんかも念のため。 それら車種を専門として取り扱うお店も多いでしょうから。。。
こういった趣味性や嗜好性の高いクルマに関しては、一部の愛好家内では非常に高い需要がある事に比例し、意外と根強い需要があるのも現実。 なのでもしも、、、 という事はあまりないかもしれませんが、(※ もしも、、、 = まあいわゆるスクラップ。 もしくはそれ相応の価値評価) しかし車種や環境(年式とか)などによっては十分考えられなくもないので、もしそういった場合には ”廃車買取り系” を万が一のために。
→ こういった趣味性や嗜好性の高いクルマなら、廃車買取り系なら部品としての価値が期待できるかも。
→ 場合によっては部品としての価値が望めない事もあるでしょう。 しかしそもそもクルマは豊富な資源の塊。 次は視点を変えて資源としてなら!?
→ ちなみに部品や資源などとして見る前に、そもそも輸出前提での価値が望める事なんかも。 こういった廃車買取り系のお店は海外市場とのつながりが意外と密接だったりしますし、また海外では、日本ではスクラップとして取り扱われるクルマでもまだまだ、、、 なんて事も多いですから。
---というわけでもし万が一の時でも ”廃車買取り系” を。
業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み編集しております。