ここ近年では、従来からのオンライン査定における長所とも短所とも言える ”営業電話” をネタに、(⇒ 業界人の私から言わさせて頂くと、営業電話は高額査定にとても重要な長所&要素なんですけどもね。。)
”営業電話一切なし!” といったウリを持つオンライン査定も入れ替わり立ち替わりしているようですが、、
ちなみにこういったウリを特徴とした査定サイト。 実は、業界人の私からひとことふたこと言わさせて頂くと、、
営業電話なし!という根底には、査定というより ”無人の相場検索機能(データベースから相場予測するサイト)” の事を指す場合もあるようで、、 まあこれだと電話がなくて当然と言えば当然ですが、、、
ちなみにこういった予測サイト。 ぶっちゃけ全くあてになりません。 また高額査定のためにも全く必要のないものです。(むしろある方が障害になりやすい)
何で?
もうハッキリと言ってレベルが低いです。
どのくらい低いかと申しますと、、 車業界のスタッフが、下取り査定の最低ラインを算出する時に、こういった相場検索を良く使っているくらいに低いです。
え? 分かり難い?? ^^;
ん〜 そうですね。。 例えば、こういった相場検索を利用し、とても好条件な高額査定が出るシステムになっていたとし、しかしそこから一歩進み、そのデータをあてにして実際に現車査定となった場合〜 もしその現車査定で当初の予測を大幅に下回る査定結果が出てしまったなら???
人によって理解の仕方に差はあるかもしれませんが、場合によっては ”大クレーム” に繋がってしまう可能性もあるわけで。。
と考えた場合、そもそもこういったシステムに高額査定は期待してはいけないわけで。。
ちなみに、、 こういった相場検索を経て実際に査定に来られたお客様は、お店にとっては、そんな低レベルの査定でも納得しコンタクトを望んで来てくれているともとれますので、実際の現車査定においても低額査定のカモにしやすいと ”足元を見て” 交渉にくるお店も相当数考えられるわけで。。
とするとさらに? 低いのは何もシステムだけでなく、そこから一歩進んだ現車査定においても可能性が蔓延してくるわけで。。。
とまあこんな感じで、
私からの先ずは一言目としてまでに。
何か分からない事があって、とある相談先へ電話をしてみたら、、 音声案内だった! なんてケースで、どれだけ的を得た回答が返ってくるでしょうか。 おおよそ大半がオペレーターへの取次ぎできちんと状況をやり取りし、それでようやく納得の行く回答が得られるのでは?
それと同じように? 本気の買取り店であればあるほど〜 そんな回りくどいやり方は好まない傾向とも。
クルマのオンライン査定が普及し始めて〜 既に20年近くなるのは皆様ご存知でしょうか?(2018年現在)
ちなみに、、 そんな黎明期から老舗として運営され続けているオンライン査定や、これまでに大きく成長しビッグサイトと呼ばれているオンライン査定は、どれも皆 ”原点型” である ”電話方式(査定申込みをすると電話がかかってくるタイプ)” なんですが、
この事実・現実からも、やはり営業電話型がどれほどの実力を持っているかが十分に伺って頂けるでしょう。
対し ”営業電話なし型” のオンライン査定は、時折ポッと出て話題をかきたてはするものの〜 役者の入れ替わり立ち替わりは非常にめまぐるしく、(一部、トヨタや日産などの下取り参考サイトは定番化しているとは言えますが、しかしこれは他のオンライン査定とは根本的に主旨が異なりますので、予め除外の対象としてまでに)
ぶっちゃけ長続きしているモノはほぼ皆無といってもイイほどで、、(中にはオマケ的に存続しているもの、何とかネームバリューに助けられているものも見られますが)
まあその実力差は説明するまでもない? かもしれませんね ^^
・・とまあこんな感じで、営業電話なしのオンライン査定について いくつか辛口に触れてみましたが〜
いかがでしょうか?
皆様の愛車が少しでも高く売れますように (-人-)
なお、ここで触れます全ての情報はあくまで一例であり、また全てにおいて必ずしもではない事にも予めご留意ください。
業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。