ハイエースバンの人気色！黒やパールなどは、買取り相場の格差にご注意を！

　ユーザーの方ならご存知かと思われますが、

　ハイエースバンはとにかく黒やパールホワイトの人気が高く〜　中古車相場も相応高止まりしております。（また必然的にグレードも上級グレードであるため、感覚的により一層高騰している感も）

　ちなみに人気を二分するNV350キャラバンでも同じことが言えるでしょう。

NV350キャラバン

　しかしところが、

　もし！　もしですよ〜　買取り査定時において、（下取りも含みます）　こういった黒やパールホワイトの人気度が全く考慮されないとなるとどうでしょう。

　つまり人気色でないシルバー等と同じ評価しかしてもらえないと。。

　んなアホな！　これだけ高い人気のあるボディカラーなんだから、相応に高い評価で高額査定してもらわな困る！！

　誰もがそう思うでしょう。

　しかしこの　「もし」　話、実は空想なんかではなく　現実にありえる話だったりするんです！！！

　JAAI。　いわゆる日本自動車査定協会。　実はその査定基準のボディカラー細則にはこう書かれています。

　中古車市場におけるボディカラー人気による価格格差を補正するため、乗用車系はボディカラーによる加減点を行う事が出来る。　と。（ある程度皆さんに分かりやすく文章に手は加えております）

　つまり、ハイエースバンやキャラバン等といった貨物系にはこういった加減点は存在していないんです！

　簡単に言えば、こういった貨物系は　ボディーカラーが不人気のシルバーだろうと　高い人気のある黒やパールだろうと〜　査定の評価基準は全く同じになる！！　と。。（シルバーオーナーさんごめんなさい　m(_ _)m）

　んなアホな！！！

　しかしこれは紛れもない事実。（査定士資格を持っている私が言っているんですから。。）

　シルバー色オーナーにはちょっといい話かもしれませんが、ブラックやパールオーナーにとっては驚愕なお話。。。

　というわけでもしお心当たり御座います方は〜　本気で要注意を。

　なおこの話を聞いて、ま、マジか、、　何かいい手はないの？　納得行かん！　という方も多いでしょう。

　でも安心してください！　回避策は御座います。（つまり黒やパールを相応の高い評価で査定してもらう方法）

　それは、、

　日本自動車査定協会（以下JAAI）の査定基準で査定業務を行っているお店を避ければいい。　たったそれだけの事。

　上記査定基準の細則適用は、あくまでJAAIの査定基準を順守（採用）しているお店だけでの話。　それ以外のお店ではこういった基準はありません。（お店によって査定基準は様々、、　なので絶対にないとはでは言い切れませんが。。）

　よってそういったお店を避けることが出来れば〜　必然的にこういった事象が回避でき、かつ対策となるでしょう。

　なるほど・・・

　ん？　しかしちょっと待って！　避けると簡単に言っても、一体どうやってそういったお店を避けるの？　見分けるの？

　ズバリ！　それのみは　”数を当たる”　しかないです　＾＾；

　つまりひとつのお店に限定せず、色々なお店で幅広く査定してもらう〜　みたいな。（下取りだと購入店への下取りにのみこだわらず、買取り売却も含め出来るだけ多く。。）

　先ずJAAI基準で査定しているかどうかなんて表向きから一切分かりませんので、ひとつひとつ、、　なんて正攻法は通用しません。

　しかし実際JAAI基準で査定しているお店って、皆さんが思っているよりかなり数少ないです。（査定基準はお店それぞれ。　独自基準の採点方法を使っていたり〜　オークション相場方式といった基準を使っていたり。。）

　なので複数のお店で評価してもらえば〜　自ずと網の目をくぐるように？　そういったお店とそうでないお店とで自然と　”フルイ”　が出来上がっているとも言え、

　まあやや手間な点もあろうかと思われますが、これで適正な評価を追求できると思えばそうでもないかな？

　いずれにしてもこれが最も現実的で、かつ他に代わるもののない確実性の高い唯一の方法かと。。

　なお、ここで触れます全ての情報はあくまで一例や理論等であり、全てにおいて必ずしもではない事にも予めご留意ください。　特に査定評価は総合で決まるもの。　何かを回避しても〜　その先が優位とは限らず、そもそも回避しなくとも既に他より十分優位である可能性も考えられ、、　いずれにしてもあくまで理屈上の情報等としてお考えください。

業界20年超の自動車販売店経営者。　もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。　本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。