近年では2台に1台の割合で付いているとも思われるカーナビ。 便利ですよね。。
ところでクルマを売却しようと考えた場合、こういったカーナビって査定アップのポイントになるの?
先ず日本自動車査定協会基準から見ていきましょう。
80点? 何ソレ?
この点数は日本自動車査定協会による中古自動車査定基準独特のものだが、
車格によってある程度左右されるが、一般的な車格のクルマだと10点=おおよそ1万円相当とお考え頂ければよろしいかと。。
つまり80点加点で 8万円のプラス査定! というわけ。
また、、
こんな感じで、
当年・1年モノのHDDナビが付いており、後席モニター&バックモニターまで付いていたら、、 おおよそ12万円の査定アップという計算に。
なお、経過年数は車両年式に同期するので、その辺りは一応予め。(つまり5年落ちのクルマに今年買ったばかりのナビが付いていたとしても、5年落ちということで計算されるということ。 ちなみに車両年式より古いものが付いている場合にはそのナビの年製を適用される)
意外とイイ感じじゃん?
但し! これら基準はあくまで日本自動車査定協会基準のもの。 つまり当該基準にて査定していないお店ではこれら基準通りとなるとは限らず、、 また当該基準にて査定されているお店でも、現場の状況によってこれら概要は自由にカスタマイズ可能となっておりますので、
これら概算値はあくまで参考までに。(良い意味でも悪い意味でも)
ちなみにこれまでは、一応買取り市場における話題として取り上げましたが、
もし下取りなら?
下取り査定に関しましては、特に中古車販売店系ではあまり査定アップ要素にされない場合が多いです。
中古車屋さんのとる査定評価方式だと ナビの有無が非常に反映され難い方式となっておりますし、(よく過去のオートオークションデータ表を使いますが、このデータにはナビ付きか否か、また純正かオプションかまで詳細に掲載されておりませんので、それからもし載っていても 今時DVD? 安物ポータブル? 最新インダッシュ? どんな機種かまでは掲載されておらず、そこまで細やかな評価ははっきり言って不可能です)
そもそも下取りは、車屋さん全体的に消極的であることも多いため、また特有の ”利益実績” がからんで来るため、(新車ディーラー含む。 参考までに、、 ⇒ 下取りと買取り。査定基準の違い等 その@ ⇒ 下取りと買取り。査定基準の違い等 そのA)
付いていても ”あえて評価しない” という事実も多く、(特に下取り後の転売にいまいち自身が無い場合には、極力リスクマージンを取っておこうと こういったアピールポイントは隠し玉的に利益要素とするため あえて評価しない傾向とも。 また査定を低くすればするほど営業マンの利益実績は上がるゆえ、、)
ぶっちゃけ買取りより不利と考えられるケースは多いかな?
それからカーナビとまでは行かなくても、機能盛りだくさんのカーオーディオも非常に多彩。 CDやFMはもちろんのこと、iPodやUSB、BluetoothレシーバやDVD再生機能など、、
こういったカーオーディオは?
カーオーディオに関しましては、基本無評価(査定アップなし)と言えるでしょう。 日本自動車検査協会基準においても加点無し。 但し、DVD再生のツインモニターやバックカメラにつきましてはカーナビに準じた評価となるため、またお店によっては、独自系の評価システムにより評価ポイントとなる可能性あるため、こういった場合には査定アップとなる可能性は御座いますが。。
これらもまた参考程度までに。
なお文中に出てくる日本自動車査定協会(JAAI)基準は、特記ない限り2017年時点での表記となります。 また国産車一例を想定したものです。(輸入車だと色々と相違点があることも。また車格・区分によって異なる部分も多いです) 念のため補足としてまでに。
業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。