世間に数多く見る買取り屋さんにも、中古車屋さんが経営しているお店、新車ディーラーが親会社なお店、全国区の直営店舗、チェーン店、フランチャイズ店、、、 等々、色々な種のお店が御座いますが、なおよく名前の聞く買取り屋さんは直営店、もしくはフランチャイズ店である事は多いようで、ちなみにこれら直営店とフランチャイズ店とでは、内情など一体何が異なるのでしょうか。
大手買取り屋さんでは多くがこのタイプ。 ラビットやアップル、ガリバーなど、、、 その目にするほとんどのお店はフランチャイズ店であるのが一般的で、ちなみにこのフランチャイズ店は、同じユニフォーム(買取り店名などの看板・商標、お店のデザインなど)の基 各お店が経営されているが、しかし実はユニフォームは借りているだけで(このユニフォームを使用して商売する権利を、そのお店がロイヤリティ支払い&提携という形で 買取り店本部から一時的に借りている)、各店舗の実態は それぞれが全く異なる経営主(親会社・経営会社)で運営されており、各店舗同士のつながりはほとんどない、もしくは稀薄であるケースが基本とお考え下さい。
ただ、これら共有されるユニフォームには、その買取り店本部の持つノウハウや経営方針、統率、その他在庫・査定・システムなども含まれるため、各店舗で経営主が変わったからと言っても、これと言って表立って変わる部分はないでしょう。
但し、先ほど ”つながりは稀薄” と触れましたが、意外とこの部分は盲点かな。
つまり私がここで何を言っておきたいのかと言いますと、
こういった大手買取り店の多くでは ”全国ネットワーク” を大きくアピールされている場合も多いですが、ただそのネットワークは どちらかと言えば ”統率性” や ”情報量の多さ” が主要的であって、査定アップにつながる要素はほとんど含まない。 と。
例えば--- お客様に直接小売りもしているので、その分高く買い取れる可能性もある。 といったアピールケース。 一見こういったアピールをされると、いかにも全国区で自分の車を欲しがっているお客様とリンク出来れば少しでも高く買い取ってくれそう、、、 という心理がはたらく場合もあるが、しかし裏事情は それぞれのお店は別会社。 同じ看板が出ているだけで別会社。 つまり、、、 そもそも他人の会社のために自社がわざわざ高額査定する根拠はどこにもなく、またネットワークを通じて買取り車が全国をまたぐとしても、その会社同士での境界には当然 ”業販” ”移送費” というマージンが発生するはずで、
そういったネットワークが直接査定アップにつながる根拠にはならないであろうと。 またこれら予めお見知り置き等のほどを。
但し、これら内情については、私が実際その企業へ勤めているわけではありませんので、あくまで外部の、しかし自動車業界に20年ほど携わって来た業界人である私が独自見解する、想定・予測でしかない事は予め(実際の実情は多少なりと異なる場合も考えられます)。
ちなみに形態はやや異なるが、
T-UPなどの自動車メーカー系買取り店なども これらと同じようなケースに当てはまる場合も。
上記フランチャイズ店に対し、全国区でも 全て買取り店本部が直接経営し、基本全て同じ経営主(親会社・経営会社)である買取り店を ”直営店” と言い、大手ではカーチス、ビッグモーター、一部のガリバーでも見られるようで、ただかなり少数派である事は間違いないでしょう。 ちなみに、、、 その大きなネットワークほぼ全てが直営店という事は!? フランチャイズではなかなか成立し難い、大きなネットワークが活用された高額査定が実現する可能性があるとも言え、その辺りがフランチャイズとの大きな違いとなるでしょう。
但しこれらも、これら内情については私が実際その企業へ勤めているわけではありませんので、あくまで外部の、しかし自動車業界に20年ほど携わって来た業界人である私が独自見解する、想定・予測でしかない事は予め(実際の実情は多少なりと異なる場合も考えられます)。
以上各ご参考までに。
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業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。